気になる服を通販で見つけたとき、色やサイズは確認しても、「家で洗えるか」までは見ずに購入していませんか。
普段、洗濯機と乾燥機を使っているなら、気に入った服でもお手入れ方法が合わず、着る機会が減ってしまうかもしれません。
購入前に確認したいのは、素材名だけではなく、その商品に案内されている洗濯表示と注意書きです。この記事では、表示を見る順番と、商品ページに情報がない場合の判断方法をまとめます。
※記事内の画像はAIで生成した説明用イメージです。実際の商品タグ、販売店の画面、洗濯による検証結果ではありません。洗濯記号の正確な形は、記事内で案内する消費者庁の資料と、購入する商品の表示で確認してください。
購入前は「自分がいつもどう洗うか」から考える
最初に決めたいのは、普段の生活で譲れない条件です。
たとえば「洗濯機で洗いたい」「乾燥機を使いたい」「平干しする場所がない」など。服のお手入れ方法がその条件に合うかを、商品ページで確認します。
洗濯表示には、家庭洗濯、漂白、乾燥、アイロン、商業クリーニングなどの情報が含まれます。記号の近くに「洗濯ネット使用」「あて布使用」といった文章が付く場合もあります。記号だけを見て、注意書きを読み飛ばさないようにしましょう。消費者庁
まずはこの表で確認|服を買う前のお手入れチェックリスト

商品ページの「商品詳細」「お手入れ」「洗濯表示」「取扱い上の注意」などを開き、上から順に確認します。
| 確認すること | 商品ページで探す情報 | 判断できないとき |
|---|---|---|
| □ 家庭で洗えるか | 桶の記号と、その説明 | 商品ページに表示がなければ販売店へ確認 |
| □ 洗濯機か手洗いか | 桶の中の数字・手の絵・桶の下の線 | 「洗える」の一言だけで洗濯機可と判断しない |
| □ 乾燥機を使えるか | 四角の中に丸がある表示と、禁止の×印の有無 | 商品ページで確認できなければ販売店へ質問 |
| □ どう干すか | つり干し・平干し・日陰干しなどの指定 | 自宅でその方法を取れるか考える |
| □ 漂白剤を使えるか | 三角形の表示 | 必要なときは、使える漂白剤の種類を確認 |
| □ アイロンを使えるか | アイロン形の表示と追加の注意書き | 装飾部分などの扱いが不明なら確認 |
| □ 文章による注意があるか | 裏返し、洗濯ネット、単独洗い、あて布など | 記号とは別に書かれた指示も読む |
| □ 情報の出どころは明確か | その商品の表示写真、メーカーの案内、販売店の説明 | 別商品のタグ写真で代用せず問い合わせる |
| □ 自分の生活に合うか | 洗濯方法と乾燥方法の組み合わせ | 手間をかけられないなら別の商品も見る |
「商品ページに表示が載っていない」ことと、「製品の洗濯表示に特定の記号がない」ことは別です。 商品ページの情報が足りない場合は、写真や素材名から可否を推測せず、販売店にその商品の取扱い情報を確認してください。
洗濯表示は、この順番で読む

1.桶の記号で、家庭洗濯の方法を見る
桶の形は、家庭での洗濯を示します。
- 桶の中の数字:洗濯液の上限温度
- 桶の下の1本線:弱い洗濯処理
- 桶の下の2本線:非常に弱い洗濯処理
- 桶に手の絵:手洗い
- 桶に×印:家庭での洗濯はできない
たとえば桶に「40」と書かれていても、「40℃で洗う必要がある」という意味ではありません。表示が示すのは上限です。また、手洗い表示を見て、洗濯機の「おしゃれ着コース」で必ず洗えると決めないようにしましょう。使う洗濯機の説明と商品の案内も確認します。消費者庁
桶に×印がある場合は、家で水洗いする前提で購入しないようにします。必要に応じて、商業クリーニングの表示を確認したり、販売店やクリーニング店に相談したりしてください。
正確な記号の形:消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」
2.四角の中の丸で、タンブル乾燥を確認する
乾燥機を日常的に使う人は、洗えるかを確認した後、乾燥の表示も見ましょう。
四角の中に丸がある記号は、洗濯後のタンブル乾燥を示します。中の点が1つなら低温、2つなら高温の条件です。四角の中に丸があり、そこに×印が重なっている場合、タンブル乾燥はできません。消費者庁の案内では、1点の低温乾燥は排気温度の上限60℃、2点の高温乾燥は上限80℃とされています。消費者庁
「洗濯機で洗える」と「乾燥機まで使える」は、一緒に決められません。洗濯から乾燥まで一度に済ませたい場合は、両方の条件を確認します。
商品ページに乾燥の説明がないときは、そのページの情報だけで可否を決めず、販売店に表示写真や取扱い方法を確認しましょう。
3.四角の中の線で、干し方を見る
自然乾燥の表示は、四角の中の線で区別します。
- 縦線:つり干し
- 横線:平干し
- 斜め線:日陰で干す指定
- 縦線・横線が2本:脱水せず、ぬれた状態から干す方法
同じ「家で洗える服」でも、洗った後の干し方は異なります。平干しが指定されている場合は、置いて乾かす場所を確保できるかも購入前に考えておきましょう。消費者庁
4.三角形とアイロンの表示は、必要な人が続けて確認する
三角形は漂白処理を示します。表示によって、塩素系・酸素系の両方を使える場合、酸素系のみ使える場合、漂白できない場合があります。白い服だからという理由だけで、漂白剤を選ばないようにします。消費者庁
アイロン形の表示は、アイロン仕上げの可否と温度条件を示します。プリントや装飾のある服では、「あて布使用」「飾り部分アイロン禁止」などの文章も確認してください。消費者庁
「記号がない」ときに注意したいこと
商品ページに洗濯表示が掲載されていなければ、掲載情報が不足している状態です。家で洗えるとも、洗えないとも決められません。その商品の表示写真やメーカーの案内を販売店に確認します。
一方、製品の洗濯表示そのものに五つの基本記号のいずれかが記載されていない場合については、消費者庁が説明する表示上の扱いがあります。「記号がない=禁止」と単純に読み替えることはできません。実際のお手入れでは、製品に付いた文章による注意やメーカーの案内も併せて確認しましょう。消費者庁
見慣れない記号や古い表示が付いた服は、見た目で意味を推測せず、該当する時期の消費者庁の洗濯表示資料で照らし合わせます。
通販の商品ページに情報が足りないときの判断
販売店に、その商品の表示を確認する
候補に残したい服なら、商品名・品番・サイズや色を添えて問い合わせます。質問は、次のように具体的にすると伝わりやすくなります。
この商品の洗濯表示または取扱い方法を確認したいです。家庭洗濯の可否、洗濯機と手洗いの指定、タンブル乾燥の可否、自然乾燥の方法、付記された注意事項を教えていただけますか。
同じ型に見えても、素材や加工が異なる商品があります。必ず購入したい商品の情報として回答を確認します。
条件が合わなければ、別の商品を見る
自分は乾燥機を使いたいのに、候補の服にはタンブル乾燥禁止の表示がある。その場合は、お手入れの習慣に合う別の商品を探す選択ができます。
「買えば何とかなる」と考える前に、そのお手入れを続けられるか判断しましょう。平干しする場所が必要な場合も同じです。
確認できず、不安が残るなら購入を見送る
洗濯表示の写真がなく、販売店からも必要な情報を確認できない場合は、購入を急がなくて大丈夫です。
特に「家で洗えること」や「乾燥機を使えること」が購入条件なら、その可否が分からないまま決めるより、情報を確認できる商品を選ぶ方が判断しやすくなります。
まとめ|「洗えるか」と「続けられるか」を両方見る
服を買う前には、まず家庭洗濯の表示を確認します。続けて、乾燥機の可否、干し方、必要な場合は漂白やアイロンの条件を見ましょう。
そして、自分の普段のお手入れ方法で扱えるかまで考えます。商品ページに情報が足りなければ販売店へ確認し、判断できない場合は別の商品を探すか、購入を見送ります。
Tシャツを実際に洗うときの工夫は、「Tシャツを長持ちさせる洗い方・干し方」で紹介しています。洗い始める前には、必ずその服に付いている表示と注意書きを優先してください。
Cool or Cuteでは、シンプルな服を選ぶときの確認ポイントや、手持ちの服を楽しむためのお手入れ方法を紹介しています。


コメント